法 話

(118)「年の初めに」 
 
 
  

明けましておめでとうございます
本年も聞法に励みましょう

 

光顔巍巍
 

 

「光顔巍巍 威神無極 如是?明 無與等者  日月摩尼 珠光?耀 皆悉隠蔽 猶若聚墨」

 真宗の正依(しょうえ)の教典は『大無量寿経』です。その中に上記の『嘆佛偈』という偈文(げもん)があります。 偈文というのは、お経の中で詩とか歌の形式を採った韻文で、いわば“漢詩”。この『嘆佛偈』の意味するところは何かといえば、その大意は次のようになろうかと思います。

   お釈迦様(世自在王仏)のお顔は気高く輝き、その神々しさは極まりなく尊い。
   その光明の尊さは何ものにも比べることができない。
   太陽の光も月の光も宝珠の輝きも、
   この光明の前にはその力をすべて失って、まるで墨の固まりのようである。

合掌

2011.1.1 住職・本田眞哉・記》

 

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