法 話
(142)「光明智相」
明けましておめでとうございます
本年も聞法に励みましょう
「光明智相」
親鸞聖人が開祖の我が浄土真宗が根本聖典と仰ぐ『浄土三部経』には「光明遍照十方世界 念仏衆生摂取不捨」の文言があります。阿弥陀仏の光明の本質は智慧であり、智慧のすがたは光明であるということ。智慧を本質とする光明が、十方を照らして念仏者の迷いを除いてくださるのです。
親鸞聖人は『高僧和讃』に、
無碍光如来の名号と
かの光明智相とは
無明長夜の闇を破し
衆生の志願をみてたもう
と謳っていらっしゃいます。その大意は、阿弥陀如来の御名とその智慧の姿を表す光明は、この世の果てしなく続く無明の闇を破り、私たちの救われたいという願いを満たしてくださる、ということでしょう。
合 掌
みんなが参加して「新春初鐘」(2013.1.1 0:10)
《2013.1.1 前住職・本田眞哉・記》