法 話

(154)響流十方 
 
   

明けましておめでとうございます
本年も聞法に励みましょう


  

 響流十方
 

 

親鸞聖人が開祖の我が浄土真宗が根本聖典と仰ぐ『浄土三部経』の第一部『仏説無量寿経』の中にある「歎(讃)仏偈」の一説です。「如来容顔 超世無倫 正覚大音 響流十方」の偈文の中の一句。阿弥陀如来の前身である法蔵菩薩は、師・世自在王仏のみもとにて迷える衆生を救うために四十八の誓願を建てられました。その自らの師である世自在王仏讃えて作られた詩文が「讃仏偈」。全八十句の短い偈文ですが中身は非常に濃いものといえましょう。
 四句の大意は
    まことに世自在王仏の尊顔は
    世を超えて素晴らしく比べようもない
    覚りを得た声は雄々しく
    全世界十方に響き渡る 

合 掌



みんなが参加して「新春初鐘」(2014.1.1 0:10)
 

2014.1.1 前住職・本田眞哉・記》

 

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