法 話

(160)HP引っ越し顛末記 
 

 

 

   



大府市S・E氏提供


HP引っ越し顛末記

  




 

 

 この法話をアップロードしています「了願寺ホーム・ページ」は20014月に開設。以後13年何とか命脈を保ってきました。開設時のホーム・ページは知人に製作を依頼。トップページのもとにサブページを設けるという大枠を決めてページ作成に取り組んでいただきました。ご覧いただいているようにサブページは、「了願寺へのアクセス」「由緒沿革」「親鸞聖人のご生涯」「行事案内」「法話」「法縁のご案内」「Q&A」「墓地」「TOPICS」「フォト転々縷々」の10ページ。

 それぞれのサブページのコンテンツは私の方で作成し、そのデータを知人の方へ提供してページを作成していただくという方式で作業を進めました。コンテンツとしては、法話、法要・了願寺維持振興会・東浦同朋会等の行事案内等のテキストデータ、執行した法要や催事の記録写真や各種工事の進捗状況を表す写真、季節の移ろいをとらえたフォト等々の画像データ。発足後3年を経過した頃に知人の援助は打ち切り、以後私の独力で更新を続けていますが、この編集方針は現在も貫かれており、大枠においては発足当初と同じスタイルを保っています。

 ホーム・ページの運営については、パソコンの入れ替え時に少々トラぶったこともありましたが、概ね順調に推移してきました。ところがです、今年の3月の初めごろでしたか、NTTコミュニケーションズ(株)のカスタマーズフロントの方から電話が入りました。聞けば、その時までに複数回架電いただいたようですが、不在などを理由として家族のものが私を電話口に出さなかったようです。といいますのも、商取引の勧誘や商品の売り込みの電話が毎日入りますので、架電元がはっきりしない場合は私に取り次がないようにマニュアル化していたために情報が途中でカットされていたのです。

 改めてカスタマーズフロントの話をお聞きしたところ、どうやら今まで利用させて戴いているNTTコミュニケーションズの「OCNホスティング メール&ウェブ30」のサービスが廃止になるといった趣旨のようでした。が、雲をつかむような話でしたので、FAXEメールで資料を送ってくださるようお願いしました。A4サイズ7枚の資料が届きました。タイトルは「Bizメール&ウェブビジネス まるわかりガイド」。何のことはない、中身はBizメール&ウェブビジネスを活用してホーム・ページを公開しよう、そのためのホーム・ページ作成作業も請け負いますとのコマーシャル。

 一方、相前後してNTTコミュニケーションズ(株)からもA4資料が入った角2封筒のDMが届きました。その添書のタイトルは「『OCNホスティング メール&ウェブ』の提供終了について」。そう、当ホーム・ページが利用しているサービスは、まさに「OCNホスティング メール&ウェブ30」。提供終了となれば、否が応でも新サービスに乗り換えなければなりません。後継サービスとして「Bizメール&ウェブビジネス」が提供されるとのこと。そして、新サービスへ移行のためのセットアップ等の初期費用も特典としては無料扱い。そりゃそうでしょう。ホーム・ページのサイト移動はOCN側の“勝手な事情”によるものですから。

 しかし、事情はともあれ、現実はホーム・ページの移転作業をしなければなりません。先ずはOCNに新サービスを利用する旨のmailを発信。そうしましたら526日、即座にauto-replyのメッセージを受信。メイン・タイトルは「Bizメール&ウェブビジネス お申込み受付のお知らせ」。主な内容は、「プラン:メール&ウェブビジネス ライト、ご利用開始希望日:201471日」等。続いて次のような「ご利用開始までの流れ」が記載されていました。

*コンテンツ複製完了メール→ *ご利用内容のご案内→ *コントロールパネルでの各種設定(お客様作業)→ *新旧サーバ併用設定(お客様作業)→ *メール&ウェブビジネスのご利用開始→ *メール&ウェブの廃止

 612日第2信を受信。タイトルは「メール&ウェブ コンテンツ複製完了のお知らせ」。本文は「お客さまのアカウント情報・コンテンツを『メール&ウェブ ビジネス』サービスへ複製しましたのでお知らせします。」というものでした。そしてコンテンツ複製開始時刻は2014-06-12 15:55:03、同じく複製完了時刻は2014-6-12 16:04:21と記されていました。また、新しいサービスの情報としては、お客様番号がH********* に変更されたこと、一方ドメイン名は従前どおり ryganjijp であることが付記されていました。

 翌13日、「お客さまへの重要なお知らせ」を受信。「お申込みいただきました内容につきまして、以下のURLにアクセスいただきますと、サービスのID、パスワード等、サービス利用のために必要な情報がご確認いただけます」とのメール。件名に【重要】とあるように、このURLの中身は新HP開設のための命綱。開いてみると、タイトルは「ご利用内容のご案内」。最初の項目は、利用開始日・契約者名・お客様番号等のお客様情報。次に「各種設定情報」。利用サービス情報として「Bizメール&ウェブ ビジネス ライト」、ドメイン名は「ryoganji.jp」。まぁここまでは重要とはいえ、常識の範囲内で対処できますが、以下の項目になると扱いが少々面倒。

まず、「コントロールパネル」情報。その中には「ユーザID(管理者用)」「ユーザパスワード(管理者用)」「コントロールパネルのURL」。いずれもアルファベットの大文字小文字と数字や記号の組み合わせ。単語の意味をなさないランダムな文字列。次は「カスタマーサポートデスク」。「認証ID」と「認証パスワード」。いずれも前項と同様、アルファベットと数字のランダムな組み合わせ。最後に「設備情報」。「WEBサーバのIPアドレス」と「WEBサーバのサーバ名」。IPアドレスは数字のみの組み合わせで、ページの設定時等によく使います。サーバ名はアルファベットと数字や記号の組み合わせ。

プロバイダ側から上記の情報提供を受けて新規サイトにHPを開設し、現行のHPのコンテンツを移す段階に至りました。私がHP作成とプロバイダへのデータ送付に使っているソフトウエアはIBMの「ホムページビルダー」。13年前の発足当初は「10」、現在使用中のバージョンは「15」。市場には「18」が出回っているようですので「15」でも時代遅れかな? でも、今はそんなことにこだわっている時ではありません。Bizメール&ウェブ ビジネス ライト上に新しく了願寺のウェブサイトを構築しなければなりません。

コンテンツを新しくウェブサイト上にアップロードするにはまず転送設定。ホムページビルダーの「ページの公開」→「転送の設定」→「新規作成」→「名前」と進み、次は「転送設定」のダイアログボックス。「FTPサーバー名」のボックスにはIPアドレスを打ち込みます。次の「FTPアカウント名」にはユーザIDを入力。3番目にFTPパスワードのボックス。文字通りパスワードは当事者のみが知る秘密の文字列。設定の段階でのご指導では、その文字列短いのはダメ、一般的な「単語」もよろしくないとのこと。そして@マークを入れ、1字を大文字にすると完璧の由。最後は「転送先フォルダ」のボックス。これはプロバイダの方から指示された文字列。準備完了して「ページの公開」から「サイト転送」をクリックすると、新しいメール&ウェブビジネス上に了願寺ホーム・ページが公開されました。

合 掌

《2014.7.3 前住職・本田眞哉・記》

 

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