《余録》アジア文化交流センター




ASIAN CULTURAL アジア文化交流センター



EXCHANGE CENTER      

事務所:〒460-0008名古屋市中区榮三丁目21-13守綱寺TEL052(241)7784

 プロフィール
 アジア文化交流センターの前身は「ボロブドゥール修復支援会」です。インドネシアはジャワ島中部の大乗仏教遺跡ボロブドゥールが荒廃の極に至っているのに胸を痛めた有志が1977年1月に修復支援会を結成しました。各種キャンペーンを張ったり、4機チャーターの寄付金ツアーを実施したりして、最終的には10,020,000円の浄財をユネスコを通じて寄贈することができました。

 日本政府や財界、万博協会といった大口寄付の谷間で、ボロブドゥール修復支援会の草の根の募金活動はユニークで注目されました。現地に建つ石造の修復完成記念モニュメントには “BOROBUDUR RESTORATION SUPPORTING GROUPIN NAGOYA”と金文字で刻銘されています。

 10年間に及ぶ修復工事も完了し、1983年2月には完工祝賀式典が開催され、市民団体代表としては宇治谷祐顕会長(当時)がただ一人招待され出席しました。修復完工に至り、ボロブドゥール修復支援会はその使命を終えたため、発展的に解消して1981年11月「アジア文化交流センター」として生まれ変わることになりました。

 衣替えしたアジア文化交流センターの初事業は、1983年の「ボロブドゥール修復完成記念巡拝讃仰の旅」でした。以後、インドネシアはもちろん、中国・インド・タイ・ネパール・ミャンマー・ベトナム・トルコ等々のアジア諸国での史跡踏査研修と文化親善交流活動を展開してきました。

 なかでも、1982年の「ラタナコシン王朝建国200年慶讃日・タイ友好交歓演奏会」と1995年の「インドネシア独立50周年記念交歓演奏会・親善交流会」は、規模といい内容といい特筆すべきものでした。

 一方、国内では「アジア文化のつどい」をはじめ講演会や、海外の演奏家との合同・交歓演奏会、そして留学生の受け入れのお手伝いや交流等の活動を続けてきました。特に1991年秋名古屋・四日市・豊川・岐阜で開催した「 LIVEON BALI SOUNDS ─ガムランとジェゴグの演奏会─ 」は圧巻でした。

 出版
 出版物も種々刊行しておりますが、最大のものは1987年7月に出した『甦るボロブドゥール』。B5判422ページ全アート紙の豪華本。修復完成後の浮き彫り全面をはじめ写真1500余点を収録し、全て解説つき。この一冊でボロブドゥールの全てが解るという本です。残念ながら絶版。
                  

 事業
  ・ 総会
  ・ 常任幹事会
  ・ 会報発行
  ・ アジア文化のつどい
  ・ 海外の仏教・文化史跡実地踏査研修
  ・ 国内外における文化交流、国際親善、研修活動
  ・ 出版
  ・ 名古屋国際センターのNIA, NICの行事への参加

 

 会費
  ・ 年額3,000円

 会員募集
  ・ ただいま新入会員を募集しています。
  ・ 上記記事内容より本会の趣旨・活動をご理解いただき、ご入会を希望される方は文末アドレスへお申し込みください。

 ※お問い合わせ/お申し込み先:
  〒496-0008 愛知県津島市宇治長茶の里79 福祐寺内
   会長 宇治谷顕 TEL 0567(28)3249 FAX 0567(28)3299